筋損傷(特に肉離れ)の診断に有効なMRIの撮像

2012.06.26

筋損傷(特に肉離れ)の診断に有効なMRIの撮像
俵 紀行、奥脇 透

 
  スポーツにおける筋損傷には、直達外力による筋挫傷と自家筋力と介達外力による肉離れがあるが、発生機序の違いにより損傷の状況も異なり、治療方針が違ってくる。この稿では、トップアスリートの診療を行っている国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Sciences : JISS)にて比較的多く経験しているハムストリングスの肉離れを例に挙げ、MRIの撮像手順を中心に診断への有用性について説明する。